昨日のプロフェッショナルを見て
久々に心から感銘を受けた。
上山博康。脳神経外科医。
「患者は人生をかけてやってくる」
手術の成功を患者に対して約束することはリスクを伴う。
万が一の場合、失敗して訴えられる可能性も出てくる。
だが彼は言い切る、「大丈夫だ」。
患者が命をかけて医者を信頼してやってくる中で、自分がリスクを
背負わないわけにはいかない。自らもリスクを背負い、医者としての
生命を賭けて五分五分の信頼関係を築く。それが礼儀だと言う。
人の死に直面し続ける医者という職業の中で、その命と正面から向き合い続ける。
死という感覚に対して、自分を麻痺させる医者が多い中、彼は違う。
「なぜそんな厳しいことを続けられるのか」
キャスターの問いに間髪入れずに彼は答える。
「プライドです。医者としての。逃げたら患者は死ぬ。
それを受け止め続けるのが医者としての自分のプライド。」
プロフェッショナルとは?
過去から通した生き様で、自分を好きでいられる生き様を貫くこと。
衝撃だった。
なぜならこれこそが、今の自分の人生における最大の目標だったからだ。
僕が目標として掲げる理念の先には彼がいた。
だが同時にその困難さあらためて認識させられた。
今の僕には少々遠すぎて見え辛い存在だ。
上山博康。
たしかにそこには「人」がいた。
再放送…9月20日(水曜日)25:35〜26:20