本音とタテマエ
前日の日記の続きみたいなもの。
よく、「あいつは口が悪いから誤解されやすい」という言葉を耳にする。
なるほど、たしかに思ってもいないくせについ相手を悪く言ってしまう
人もいるかもしれない。誤解を与えやすいのも当然だ。
だが、「あいつは本音を言い過ぎる」ということで誤解を与えている場合
が多いとも言うが、正直これがよく分からない。
そもそも、ほぼ全ての人間は本音を隠して話しているもので、
相手がどう思うかのみを考えながら常に話している人も少なくないであろう。
つまり、言葉と本心が直結しないのは各人自分を見ればよくわかることなのだ。
にもかかわらず本音を語って口が悪い人間をキツイととらえる。
たしかに表面上はきついであろう。
ただ、表現の仕方に違いがあるだけであって本質で考えているところは
実は何も変わっていない場合も多いのではないか。
皆、それが分かった上で人の中身を判断しているのかに疑問は正直ある。
「自分を棚に上げるな」とよくいうが、自分の中身、行動を客観視した上で
他人のそれと比較するのは簡単なようで実に難しい。
自分のそれを冷静にみつめてみれば、相手の行動がどのような気持ちから
出てきているものなのかも多少は分かるようになるのかもしれない。