ハルウララブーム

たーぼーです(*´・д・)(・д・`*)ネー


朝の番組で、「ハルウララが突然連れ去られる」といった見出しが出ておりました。

調教師とオーナーサイドの意見の違いが出ており、

オーナーは長く走らせたので休養放牧に出したいとか。


まあ引退レースに間に合わせるためにとか、勝たせてあげたいとか

調教師側は言ってますが、ここでこれもぶっちゃけてしまいましょう。


ハルウララは高知競馬のただの宣伝塔に過ぎないのです。

中央競馬と違い、地方競馬は売り上げも下がる一方。

どこも赤字で、地方競馬場は次々と撤廃されて行っております。

高知競馬も他同様赤字一直線で、いつなくなってもおかしくない状況でした。

そんな中突然のハルウララブーム。

まあこのブーム自体、どうにか地方競馬を復興させられないかと

無理矢理マスコミに取り上げさせたような気がして仕方ないのですが。


ハルウララを応援していた人に聞いてみましょう。


なぜ応援するのですか?


負け続けながらもそれでも必死に勝とうと走っている姿に感動しましたか?

ハルウララに走りたい気持ちなんて全くないのです。

競走馬の大半は走るのを嫌がっており、無理矢理人間が走らせている経済動物です。

そもそも、中央競馬ではこんな連敗馬は出てきません。

なぜならこれだけ見込みのない馬は、ある程度負けがこんだ時点で処分され食用にされます。


ではなぜハルウララは走らされるのか?

中央競馬は売り上げが下がってきているとはいえ、黒字もいいとこ。

賞金も高いため、金のある馬主たちが毎年何千頭と馬を買い、

次々に新しい馬を出走させていくため、回転率がいいのです。

しかし地方競馬ではそういった魅力がないため、

馬主も好んで馬を地方競馬に出走させようという人はほとんどいません。

なので新しい馬が出てこないので、お互い優劣の決まった馬同士でのレースを

延々とやるハメになる。勝敗の決まったデキレースを見させられるわけだから、

当然魅力がなく人がこなくなる。


この悪循環に陥っているのが地方競馬の現状であり、

こういった原因を背景に、ハルウララも仕方なく走らされている。

別に勝ちを求めて走っているわけではありません。

負け続けててもなお走らせなければいけない現状が、必然的に生み出したキャラなのです。


武豊を乗せて話題になったのもよく分かりません。

負け続けながらも走る姿に負け組の姿を投影しているという話も聞きます。

武豊といえばご存知競馬界の勝ち組の代表格です。

負け組であったハルウララが偶然にも勝ち組である武豊の助けを得、

勝利への導きをしてくれる。

ファンがこのレースに求めたのは勝利なのか?敗北なのか?



こういった事実を把握した上であらためて聞きます。


あなたはハルウララで癒されますか?


この一例を見ても、癒し系というのは内情を知ろうとせずに表面的なものにのみ視点をおき、

いかにごまかしの目をもって見られるかということと同等な気がしてきます。





そんなボクに誰か癒しを。(*´ω`*)