前田智徳という男
たーぼーです(*´・д・)(・д・`*)ネ-
はい、やっぱり何があったのか覚えてません(*´・д・)(・д・`*)ネ-
というわけでいつもの野球ネタいってみます(*´・д・)(・д・`*)ネ-
あなたが選ぶ一流打者といえば?
100人に聞いて80人以上はイチローと答えるでしょう。
王貞治、長嶋茂雄、落合博満、張本勲といった名前も出てくるかもしれません。
では、あなたが選ぶ天才打者は?
やはりイチローと答える方が多いでしょうか。
しかし、野球関係者や野球通の人からは、
一般には知られていないある人物の名前が挙がることが少なくありません。
その男こそ、前田智徳
ボクが今まで野球を見てきて、「こいつは何かが違う」
そう思わせたのが打者、投手ともに一人。
1989年、高校を卒業し広島カープに入団。
3年目からは3年連続でベストナインに選ばれ、6年目には年棒も1億をこえます。
しかし、95年に右足アキレス腱を断裂、そのシーズンを棒にふり、
復帰してからも右足をかばうあまりに左足も怪我してしまし、常に満身創痍の男です。
怪我以降も3割3分を打ち首位打者争いをしたり、今年も3割を越える活躍をしていますが、
それでも、「こんなの前田じゃない」そう思わせる男が前田です。
以下、前田というのがどういう男かが分かるエピソードを書いてみます。
・伊藤智仁「自分の中で完璧に投げたと思ったスライダーが打たれたのは、前田さんに打たれたただの一回です。(ちなみにホームラン)」
・マリナーズに移籍後のイチロー「僕なんて天才じゃない。真の天才とは前田さんのことを言うんですよ。」
・落合博満「俺が監督やるとしたら、今のプロ野球選手の中でほしいのは前田だけだ。 なんでかって前田ほど見るのが楽しくて勝負強いバッターはいないんだ。 前田のバッティングは、イチローや松井よりも1ランクも2ランクも上なんだ。 前田には絶対勝てないといつも思うよ。」
・同じく落合「自分は野球をやってなかったら前田の試合を毎日追いかけて過ごしていたと思う。それだけあいつのバッティングは見ていて楽しいんだ。」
・アキレス腱断裂後の本人「もう前田智徳と言うバッターは死にました。」「今やってるのは前田弟ですよ。」
・オープン戦で一度もバットを振らず三球三振、「打つ気にもならん。あんな球、プロの球じゃない」
・同じく本人「バッティングは好きですけど、野球は嫌いですね。守ることも走ることも好きじゃない。」
↑などと言ってますが怪我する前は4年連続ゴールデンクラブ受賞。
まあこういう男です。(。´ー`)
相手の甘い球を見逃さず打とうとするのが全てのプロ野球選手の考えるところです。
松井もイチローも高橋もそれは変わりません。
しかし、相手の甘い球を見逃しながら敢えて相手の勝負球を呼び出し、それを打とうとする男。
山本浩二が「ただ自分が成績を出すことに満足していればいつでも三冠王ですよ」
と言ってましたが、ほんとにそうなのかもしれません。
成績を純粋に求めないところはプロ意識に欠けるところがあるかもしれませんが、
「前田ならなにかをやってくれる!」そう期待させる何かをもっているわけです。
とはいえ、怪我をしたからとはいえ、明らかに成績面でみればイチローや落合より
劣っているわけであり、そんな玄人ウケするだけのキャラクターがスターになるわけもなく
(まあこれは球団が地味だからですが(o_ _)o )、やはり超一流というにはちょっと
つらい気もします。それでも広島ファンとしては、野球を知らない人にも、
「こういう男がいるんだ」程度には覚えておいてもらえると嬉しいです。(@´_`@)