イライラさせてくれる

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070116k0000m040144000c.html



このダークな内容は前回で終わりにしようと思ったのだが、

どうにもイライラさせてくれるから今一度書き殴り。

暗いの嫌いな人は読まないで下さい。

わしぽんのコメントに、「少ないマスコミの情報からいくら分析

しても意味がない」とあったのはたしかにその通りだが、

これに関しては確信的に自信があるので述べる。


結論から先に言うと、

「逃げることができた妹」と「逃げられなかった兄」なのだ。

亀田親子や浜口親子のように理想的なほどにうまくいく親子愛

がマスコミでもてはやされるが、そう上手く行くことの方が

はるかに少ない。

この次男も親を恨むことはせず、ひたすら尊敬していたようだが

それはそうであろう。外では名医、中では子供に自由を与えている

(ようにみえる)優しい親。

だがこの次男の不幸はそこに見えない束縛があることに気付く

のが遅すぎた。

前回書いたように、「お前は歯医者になれ!」と怒鳴られて

蹴飛ばされる方がはるかに束縛は弱いのだ。


妹の方は早々に短大→芸能界という道を選べたのは、歯医者を

目指すには成績が悪すぎたのか、それとも他の進路を探すきっかけ

があったのか、幸いにして逃げることが出来た。

この子にしてみれば寧ろ自分をリードするべき兄がいまだ

呪縛に捕らわれているのは見るに堪えなかったはずだ。


そして性格的にもおとなしい兄の負のエネルギーはひたすら

たまることとなった。かなり辛い結果となったが、

遅かれ早かれどこかで爆発せざるを得なかったはずだ。



とにかく俺をイライラさせるのはこの両親の言葉だ。

「兄妹の関係に早く気付いてやれなかったのが辛い」

マヌケが。娘が死んで最初に後悔するのはそこなのか。

娘が死んだのはタマタマだ。仮に今回の事件を回避できても

お前の息子は将来別の事件を起こしていた。

そして何よりも、

「同時に2人の子供を失ったようだ」

お前の息子は今もしっかりと呼吸をして生きている。留置所で。