脱線事故その3
そして今回は二日遅れました。(´ω`)
前回、JR西日本の教育面について問題になっていることについて書きました。
つまりは利益優先主義の企業体質についてです。
たしかに、今回の事故の全責任はJRにあります。
しかし、原因を追求する上での視点をそれのみに置いていいのでしょうか。
なぜにそこまでスピードを、つまりは正確なダイヤを求めるのか。
それは消費者が求めるからに他なりません。
これを読んでいる方で、2分と遅れない正確なダイヤを電車に求めている人
が一体何人いるでしょうか?少なくとも私は求めています。
アメリカやイギリスでは5分や6分遅れても大して問題はないとニュースでよく
言ってますが、それは乗客がその正確なダイヤを求めていないからです。
アメリカではレジで店員と客の話がはずんでしまったら、後ろに人が
並んでいてもそっちのけで会話を続けます。レジを打つ速度が遅いだけで
イライラする日本人とは、習慣が根本的に違うのです。
被害者の関係者の中で普段から正確なダイヤをしきりに求めている
人は果たして1人もいなかったのでしょうか?
たしかに、今回の事故を引き起こしたのはJRであり、全責任がJR側にあるのは
間違いはないというのは最初に書いた通りです。
しかし、こういった見方をしてみれば、彼らを殺したのは普段から必要以上に
正確なダイヤを電車側に求める我々消費者側であるともいえるのです。
酷な言い方かもしれませんが、JR側に責任を追及している被害者の関係者の方も、
殺した責任の一部は自分たちにもあるという点について考える必要が
あるのかもしれません。