レース回顧


〜GⅡ 京王杯2歳S


1着 スキップジャック
2着 キングストレイル △
3着 セイウンニムカウ ▲


レース見直してないのでたいした回顧はできず。ただこの日は終日外が伸びず、スローが多かった。これも典型的な前残りの一つ。期待した2頭は敗因よくわからず。特にレキシントンブルーは返し馬でテンションは上がっていたものの、状態も良く、本当に謎。故障していなければいいが…。過去2戦からもこの1戦だけで見限れない。


〜GⅠ エリザベス女王杯


1着 アドマイヤグルーヴ
2着 オースミハルカ
3着 エルノヴァ


1000m通過61.0秒は完全なスロー。しかも先頭と2番手のオースミハルカは少し離れており、道中は折り合いに苦労した馬もいただろう。
勝ったアドマイヤグルーヴは正直力が違った。ただ、乗り方も見事。スローを見込んだスティルインラブが3コーナーで早めに動いたところで、マークしていたグルーヴも動くのだが、スティルが外に膨れるのを見込んでか、スティルの内にもぐりこんで進出し始めたところが決定的だった。直線手前でスティルがグローリアスデイズの外に出すところをグルーヴは内に。このコーナリングの上手さは豊の持ち味の一つであろう。今年は休養で来年は本格的に牡馬との対戦になるみたいだが、さてさてどうなるか。
2着オースミハルカは展開的にも恵まれ、これも力を出し切った。残念ながら勝った馬とは力が違ったということだろう。
この日一番もったいなかったのは3着エルノヴァ。スタートでもたついて後方からのレースになったが、最後はまだまだ足が余っていた感もあり、レースぶりはスムーズに進められれば…と思わせるもの。この馬は本当に力をつけた。今後特に期待したくなる一頭だ。
4着スイープトウショウはたしかに出遅れた。出遅れはしたが、仮にスムーズに出ていたところで最後もう少し脚を使えるだけであり、基本一番後ろからという池添の作戦に変更はなかったであろう。
期待したスティルインラブは完全な不調。前回よりも復調の兆しが見えたと書いたが、この不調はなかなか根が深そうだ。3歳時に強い競馬をしていた馬がその後ずっと不調に陥るのは最近の牝馬によく見える傾向であり、この馬も例に漏れずといったところか。来年の復活に期待したいが…。