競馬予想


〜GⅡ 京王杯2歳S〜 (自信度 40% )


血統馬が注目されるのは当たり前。大差勝ちした馬が注目されるのも当たり前。そのレースぶり、馬格、フットワークなどから馬の強さを計る目をもてば、人が注目していない馬(つまり人気のない)に目をつけることができ、馬券的にもいい思いができる。先週のラインクラフトなども、正に強さに見合った注目度がなかった。そんな相馬眼が要求されるから2歳戦は面白い。この京王杯でも「注目度はそこまでないが…」と気になる馬が2頭いる。◎レキシントンブルーと○エイシンサリヴァンだ。
レキシントンブルーがその素質の片鱗をうかがわせたのは2戦目のききょうS。直線で前が壁になり完全に追いなおしたところで前の馬をとらえようと闘志をむきだしにし、クビ差先着して2連勝。前につけられるレースセンス、立て直しても伸びるその息の長い脚、前の馬をとらえようとする闘争心。府中コースは願ったりだろう。まして2戦2勝したレースはいずれもここと同じ1400。確実に好走すると思われる。
この馬以上の期待をも持ちたくなるのは○エイシンサリヴァン新馬では不良の中山マイル戦で道中後方に下がっていきながら最後は上がり36.2。2戦目のいちょうSこそ逃げ戦法に出てしまい最後3頭に差されるものの、交わされてまた伸びる辺り、先頭に立って気が抜けたところが見受けられ、明らかに精神的なもの。そして本質的には差し馬だろう。距離も問題なく、乗り方によってはあっさりも。但し不安は鞍乗吉田豊。ゴール前で差す形が要求されるが追い出すタイミングがシビア。仕掛けどころを間違える可能性も高いで評価は下げた。
3番手はセイウンニムカウ。前走で見せたスピード能力はなかなかのもの。以下、完成度は高いマイネルレコルト、鞍乗強化のキングストレイルまで。マイネルレコルトは人気通りの過信評価は禁物。完成度は高いが、馬格はなく、前走上がり33.3といっても所詮新潟コースでのもの。勝つ可能性は十二分にあるが数値通りの評価はしづらい。ワイルドソニックはおそらくスプリンター。府中1400はもつまい。


レキシントンブルー
エイシンサリヴァン
セイウンニムカウ
マイネルレコルト
キングストレイル