競馬予想


函館記念


 注目はファインモーションで衆目の一致するところだろう。素質は超A級。しかし一昨年の有馬で大凡走し、折り合い面での不安を残すところとなったが、去年はその弱点を露呈しながら4戦1勝。初戦のクイーンSこそ鞍乗豊の大失態によるものであったが、それにしても1年通して動きに迫力も見えなかった。今年初戦の安田記念も全く折り合えず13着と大惨敗。去年の毎日王冠7着も含めて左回りが苦手な感があるが、どうもそれに加えて鞍乗との相性も正直気になる。
 といってもここでは負けていられない。しかも今回は同厩の逃げ馬ヒマラヤンブルーまで用意してきた。折り合いに不安のあるファインにとっては、ペースメーカーの存在は願ってもない。まずスローはない。しかも同じ逃げ馬であるタマモヒビキが喧嘩を売ればハイペースもありうる。
 ◎は7歳馬ユキノサンロイヤル。とかく勝ちにあと一歩の成績を続けているが、今年は堅実な差し脚が特に目につく。前々走の日経賞こそ距離長く、しかも自分の競馬でない先行に持ち込んだために大凡走したが、これは参考外。前走の巴賞では苦手な重で追い込んでの3着。加えてハンデ54キロならここは絶好の狙い目だろう。○には上記のファインモーション。これ以下には落とせない。以下、距離が微妙に長いが力あるクラフトワーク、強敵相手に揉まれてきたダービーレグノ、鞍乗強化で期待のトーホウシデン、ハンデ魅力のスプリングシオン、と相手は手広く。


ユキノサンロイヤル
ファインモーション
クラフトワーク
ダービーレグノ
トーホウシデン
スプリングシオン